2009年4月15日水曜日

さよなら広島市民球場




街の中心地の原爆ドームの隣にあって、他の球場と比べて一回りちっちゃく可愛かった広島市民球場。

僕は小・中と広島に住んでいて、本気で野球をやっていた。
名古屋から小4の時に広島に引っ越して来たとき、この街の野球レベルにすごく感動し、即入団。
とにかく、広島の人間はハートがあって負けん気が強いから勝負事にアツい。
ロックが生まれやすいのもこのアツさなんだと思う。

野球少年時代の一番の思い出は、広島市民球場でプレーしたこと。
僕のポジションはショートで、あのあこがれの高橋慶彦と同じポジションだった。
市民球場での出場でクラスの仲間や女子からもチヤホヤされたりして、五分刈り頭の僕は浮かれまくっていた。
案の定、結果は調子に乗った僕の2度のエラーで、優勝候補の僕らは2回戦負け。
このとき僕は自分に情けなくて、悔しくて、泣きまくった。
しょっぱい鼻水の味は今でも忘れられない。

そんな広島の球場が今年からもっといい球場になった。
その名も「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島」。
天然芝のメジャー仕様。
悔しかった少年時代を思い出しながら、この街でまた野球を見たいと思った。

2 件のコメント:

chi さんのコメント...

いい思い出ですね。小学校の時に見上げた球場はさぞかし大きかったでしょうね。
昔の物が消えて行くのは本当に悲しいけど、仕方がないと言えば仕方がない。形ある物はいつかは壊れるから…でも思い出は一生もの!

AT さんのコメント...

昔の物が消えたしまうのは、本当残念です。
でも戦後60年ちょっとの日本ではしょうがない事ですね。
古いものが残らないのは国が成熟していない証拠で、これから作っていくものは、残っていくものにして欲しいと思います。
その積み重ねで文化のある街になると思うから。